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記帳の自計化が、薬局経営者の「数字感覚」を育てる

  • 21 時間前
  • 読了時間: 3分

薬局を経営されているオーナー様の中で、ご自身で記帳(自計化)に取り組む方が近年増えてきています。

「記帳は税理士に任せるもの」という認識がまだまだ根強い一方で、ご自身で記帳することが単なるコスト削減にとどまらず、経営力そのものを高めることにつながる——そのような実例が、私どもの顧問先でも増えています。

今回は、自計化が薬局経営にもたらすメリットと、取り組む際に気をつけていただきたいポイントをご紹介します。


自計化が経営を変えた実例

数年前から、ご自身で記帳をされている一店舗・一人薬剤師の先生がいらっしゃいます。

最初は「記帳代行料を節約したい」というシンプルな動機でスタートされました。ところが、毎日お金の流れを自分の目で確認していくうちに、自然と「お金の予測を立てる力」が養われていったのです。

「この設備投資をしたら、どれくらいのリターンが見込めるか」——こうした思考は、経営者が持つべき最も基本的なマインドのひとつです。記帳を続けることで、その感覚が数字の裏付けとともに育っていきました。


その結果、ご自身の役員報酬をしっかり確保しながら、開業から5年も経たないうちに法人として約1,000万円の内部留保を積み上げることができました。



自計化の2つのメリット

・        税理士への記帳代行料が不要になる

・        日々の数字に触れることで「経営者感覚」が自然と身につく

特に2つ目の効果は見過ごされがちですが、非常に大きいと感じています。数字は「見るもの」ではなく「入力するもの」にすることで、はじめて自分ごととして認識できるようになります。



取り組む前に知っておきたい注意点

ただし、自計化を成功させるためには、いくつか気をつけていただきたいポイントがあります。


【注意点1】まとめ記帳は避けること

数か月分の記帳を一度にまとめて行う方がいらっしゃいますが、これでは習熟度がなかなか上がりません。会計ソフトは、日常的に触れていないと操作感覚が鈍ってしまうものです。「毎月・定期的に」継続して入力することが大前提です。


【注意点2】誤入力の修正コストに注意

ご自身の感覚だけで進めてしまい、誤った内容で申告に使えないデータになってしまうケースもあります。その修正を税理士に依頼した場合、記帳代行料を上回る修正手数料が発生することもあります。「自己流」には十分ご注意ください。



税理士と「二人三脚」で進めるのが理想

自計化を成功させる最もおすすめの方法は、税理士と連携しながら進めることです。

ご自身が日々の記帳を担当し、税理士はその内容のチェック・アドバイス・確定申告業務に専念する——この役割分担が、コスト削減と経営力向上の両立につながります。

私のところでも、ご自身で記帳をされるようご提案している顧問先が多くいらっしゃいます。ぜひ一歩踏み出してみてください。

ご不明な点や、自計化前提の顧問契約ついてのご相談は、お気軽にお問い合わせください。

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